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2月24日土曜日
本日は創業寛永元年(1624年)の小丸屋住井さんをお尋ねしました。団扇や扇子を通して日本の伝統文化を守る老舗です。
10代目女将、住井社長様から、団扇の始まりから近年の団扇文化が衰退の一途をたどっている状況をお聞きしました。コストダウンの為に中国製品に移行していくこと等で、日本の職人さん達を維持していくことが難しくなっているからです。
100%日本製品としての付加価値をどのように差別化していくかが重要となる。小丸屋さんのうちわのデザインは洗練されていて、芸術品のように美しくい。実用というよりも高級な装飾品として海外顧客層に人気となっています。
住井社長様のお話から、何としてでも職人さん達の技術を守っていくという信念を感じました。
平安神宮の前にあるこのギャラリーは、日本の気品に満ちています。
長い間受け継がれた極めて優れた日本の技術は、うちわも刀剣もその他も全て同様の状況にあります。今私達が再興の為の新しい行動を起こさなければ、貴重な日本の物づくりへの精神性が絶えてしまいます。
私達は、文化として守られてきた事を絶やしてはいけないその危機感を強く共有しました。