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民藝と哲学の旅 前編

928日から930日は富山県・石川県における民藝と哲学の旅となりました。

「民藝」とは手仕事によって生み出された日常使いの雑器に美を見出そうとする運動のことです。創始者柳宗悦によって1926年に起こされた文化運動です。河井寛次郎や浜田庄司らの作品でも有名です。

富山県南砺市はその民藝運動の聖地と言われます。

私達は日本民芸協会常任理事をしている大福寺の住職、太田浩史さんに旅のツアーを先導して頂きました。初日に到着し、宿泊したのはその大福寺です。

太田住職様は弓道の師範であり、立派な弓道場があります。欄間も素晴らしい。

大福寺の不二門は日光街道に幕末に建てられた、木造二階建ての部屋を内蔵する長屋門で、近年に移築されたものです。中の部屋にはぎっしりと民藝の作品が保存されています。

本日は大急ぎで福光美術館を訪れました。ここには柳宗悦らと親交を深めた版画家の棟方志功の作品が展示されています。又、偶然京都で拝観した画家石崎光瑶は富山県の出身で本美術館のメイン展示となっていました。

太田住職はそのあと、光徳寺に我々を案内してくれました。14世紀に蓮如上人によって建てられた現住職で20代続いている由緒あるお寺で、版画家の棟方志功が長期滞在した当時の作品が今も残っています。民藝作家や芸術家も頻繁に訪れています。

又、豪農の館をこの寺に移築した部屋には世界の民藝コレクションが陳列されており、全て民衆の生活の中で生まれたもので、真なる美とは何かを感じ取られる空間です。

私達は大福寺に戻り、精進料理の料理人経沢氏が特別に用意してくれたお膳で晩酌会を楽しみました。

今回の旅のメンバーには合気道と剣道の師範である青木宏之氏が同伴しており、余興で技を披露。楽しい初日となりました。

 

 

 

 

 

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