今年も好評の白蓮華図の公開が池上本行寺で行われました。

2枚の屏風は、ブラックライトの光の変化に添って照らされ御経のリズムと美しく共鳴して動きます。白蓮華は、ピンクや緑になったり不思議な幻想的な世界に観ている人達を惹きこみます。

本行寺の中野住職は法要の後、このような講和を述べました。

戦争による悲劇が激化する現在、多くの宗教の中で唯一平和を求める仏教は、今世界が必要な生きる哲学であると思う。日本で浸透した仏教を日本人の手でインドに帰すという塩澤画伯の芸術活動を応援している。今日の日蓮生誕の法要の機会に、皆さんも平和を考えるきっかけになればと願っている。

本日は、日本国際連合協会のグローバルコミュニケーション局の日本宇和島支部の理事の高瀬氏が作品を見に来てくれました。彼女は国連で平和の鐘を守る会を運営しています。

塩澤は、万博に向けて、廃棄処分になった戦車や武器や硬貨を溶かして、新な鐘をつくるアイデアを真剣に提案し、高瀬氏は強く共感してくれました。

私達日本には、夥しい数の梵鐘が寺から没収され、武器化させた悲しい歴史があるからです。

日本人だから出来る事があると信じて、これからもメッセージを発信していきたいと改めて考える日となりました