12月17日は、YouTubeを観た方が興味を以って展示会最終イベントを沢山訪れてくれました。
志野流香道の多田さんは作品の絵とマッチする美しいグリーンの着物姿で来てくれました。

ハンドパンでの演奏に歌を歌ってくれる方、ハープを持ち込んでくれる方、演奏会を披露しました。
全てがインプロビゼーションでこの作品に感じるものをその場で表現しました。
芸術は素晴らしい。

改めて皆さんに作品の詳しい説明をしました。
鑑賞者の中に小学生が3名も来てくれて、熱心に絵の説明を聞いた上で、積極的な質問までしてくれたのは、大変意外で嬉しいハプニングでした。
大勢の大人たちの中で、物おじせずはきはきと意見を言う頼もしい姿でした。

「釈迦宇宙巡礼図」の向かい側には戦争の悲劇のヒーローを描いた3枚の別作品が展示されています。

源平合戦の義経弁慶とわずか16歳で殺された敦盛最期の作品です。
この源平合戦以降日本国内は無益な戦争の道を辿ります。

敦盛は笛の名手で、刀を地面に突き刺し、笛を差し出す姿が描かれています。
アートは人々に何かを考えるきっかけを作ります。