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京都の重鎮が密かに集まる会食会のお誘いを受け河原町の一角にある食堂おがわに向かいました。
京都は小さな路地に入ると京都特有の居酒屋、割烹料理、すし屋、バー等ありとあらゆる店が密集し迷路のようになっています。お店を見つけるのにあっちこっちを行ったり来たりで一苦労。
この店は、日本一予約が取れない食堂として京都の地元で有名。しかし店構えは、通り過ぎてしまうほどそっけなくシンプルで小さな間口にカッコいい自転車が2台おいてあります。お店に入ると驚きの大きなV型のカウンターのみ。
でもそのお料理は素材や調理の工夫が秀でている個性豊かな味わいあるものでした。これまでいただいたことがあるどんな高級懐石料理にもかなわない強く記憶に残るものでした。
のっけから、焼いたおもちに絶妙なからすみを挟んでホイっと手渡しで出てきてびっくり。かつおは醤油無しで、マリネのような野菜とともにからしで頂くのだが、かつおのうまみをしっかりと感じる。素材の味が強く感じるように仕掛けがしてあるようだが、それは素材の切り方、焼き方や煮方、揚げ方などにある。
たけのこご飯でも千切りのタケノコの上に山椒の粉(これも普通ではない)を極微量にふりかけあるので、ふわっと山椒の香りが鼻に抜けるとたけのこの味が引き立つ。味のマジック。お酒はワインも日本酒もひれ酒やレモンサワーでさえも一味違う。
確かにずっと予約が埋まるほどお客様を惹きつけるお料理です。1日15~6人で4回転程するらしい凄い店です。小丸屋の住井さんは、京都の何処にも顔が効く方で、食堂小川も予約が出来るのは住井さんだからです。本日お集りの皆さんも個性豊かな方々ばかり。初めてのお仲間入り出来て光栄です。
会食会解散後、親しい飲み友達のなつきちゃんとさとるさんから呼ばれ、私達はアトリエの近くの馴染みの居酒屋だるまに行きました。
みんな相当酔っぱらっていて、ファンクロックのボーカリストのさとるさんの物まね芸でみんなが腹を抱えて笑いまくる楽しい夜となりました。