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2月2日:洛中最古の千本釈迦堂を訪ねる

洛中とは豊臣秀吉が周囲に長大なお土居を巡らせた内側、ここが京都というエリアを示した言葉で、現在の京都市の中心部のことです。その洛中最古の建物と言われる千本釈迦堂は、上京区の北野天満宮のすぐ近くにあります。

国宝でもある本堂は、鎌倉時代1227年に建てられ、京都の殆どのお寺が焼失した室町時代最大の戦乱、応仁の乱(1467~1477年)でも燃えず残った最古の木造建造物で、槍を突いた跡が本堂の柱に今も残っています。

ここには、貴重な文化財が多数受け継がれています。

木像六観音菩薩像は、昨年国宝に認定されました。人間が死後に訪れる6つの世界「六道」において、救いを齎す観音像です。六体全てが台座、光背まで失われずに保存されています。

さらに、鎌倉時代の大仏師快慶作のお釈迦様の十大弟子像があります。

10人の顔やポーズは各々個性的違いがあり、腕の血管まできめ細かく表現され、改めて快慶は優れた日本の芸術彫刻家だと思えます。弟子達はもちろんインド人ですが、鎌倉時代にインド人を見た事が無いのになぜこの顔が表現できたのか不思議です。

その後、北野天満宮をお参りしました。ここは今から1000年前あまり前の平安京時代のものです。檜皮葺の屋根が美しい。

北野天満宮の東参道に広がるお茶屋の街,上七軒に立ち寄り、おでんの看板に惹かれ治郎吉と言うお店に入り繊細な出汁のおでんとビールに大満足。

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