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1月13,14日は静岡県伊豆松崎町を視察しました。
地方創生は日本全国抱えている課題です。伊豆松崎町は、静岡県に本社を置く私達にとっても親しみのある地域です。ご縁があって、松崎町議会の深澤議長に招かれ、2日間をかけて町をご案内頂きました。
松崎町は、7世紀頃には朝鮮半島から移住してきた渡来人により開拓され、造船技術が発達し、温暖な気候や海運の利便性等で伊豆半島の中では古くから新しい技術が入って来て栄えていた地域です。
鎌倉時代には北条家の傘下となり戦国時代を経て、貿易が盛んになった明治には、養蚕業も盛んとなり製糸工場で栄えた当時の立派な豪商やその屋敷などが今も街並みに残っています。
江戸時代のなまこ壁による家々も多く残り、当時の町の豊かさを彷彿とさせます。戦後の近代化では、伊豆の山岳地域の特性から電車が通らないため、交通の利便性に不足しました。
従って、なつかしい昔の風景がそのまま残る秘境のような町となりました。日本の原風景が残るこの場所は有名な映画やドラマの撮影場所としていくつも選ばれています。
江戸時代、狩野派に学んだ画家入江長八は松崎出身であり、左官として漆喰で華麗な色彩を施して有名となり、現在ではモダンな長八美術館がこの町のシンボルとなっています。
不思議な岩を通した美しい富士山の絶景、山の上から、海辺からいたるところで異なる富士山の景色が楽しめます。
海の幸、山の幸に恵まれた食べ物も豊かで、温泉もあり、瞑想の里まであります。
2日間で視察した場所は、素晴らしい資源が眠っていました。今後この地域の発展に何等かのアイデアをご提案することとなるでしょう。