そのお寺は兵庫県伊丹市にひっそりと建っています。

外観は近代ビルですが、一歩入るとそこには素晴らしい阿弥陀仏様がお迎えしてくれます。後方をふっと振り返ろうとしているかのようなやさしいまなざしの阿弥陀様です。

本堂には釈迦苦行僧像を始め日本のお寺にはない多様な仏像が鎮座していて異国情緒すら感じます。台湾や中国等から送られてきたかなり古い仏像です。

納骨堂には、鳳凰院さんにぴったりの塩澤の鳳凰図も展示されています。

現代の日本の仏教の危うさや私達が生きているうちに出来る事は何かを寺川住職と課題を共有しました。仏教の真の役割をその原点に戻り日本の社会に復活させる活動として、アートの力も必要であると再認識しました。