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5月8日、私達は念願の眞井神社に向かいました。
伊勢神宮は2000年前、それよりはるか前、紀元前の神代の時代へ時空を超え豊国大神を探すわくわくの旅です。
眞井神社の創建は不詳。私達が毎朝由良の浜辺から見た冠島に降臨した彦火明命(ひこほあかりのみこと)が紀元前500~600年頃の縄文時代から受け継がれる神の磐座がある眞井に豊国大神を祀ったと言われます。

眞井神社は静寂な森に囲まれ、鳥居の両脇には狛犬ではなく阿吽の狛龍が鎮座しています。奥に進むと磐座が鎮座しその小さな境内に漂う妖気が私達をはるか古に連れていきます。霊気が一面に漂っており雨が降り出しました。静かに御神水をポットに入れて持ち帰りました。
そこから車で下山し天照大神と豊国大神が祀られている籠神社に向かった。眞井神社は籠神社の奥宮となります。境内は広く江戸時代末期に建てられた社殿は雨に煙り一層美しい。

彦火明命(ひこほあかりのみこと)の子孫ともいわれる海部氏(あまべうじ)が現在まで83代宮司を世襲しているのには驚きです。
私達は、宮津から由良に戻り、豊宇賀能売命(とようかのめのみこと)が祀られると言われる奈具神社をお参りしました。


豊宇賀能売命は「羽衣伝説」に登場する天女の名前で、豊受大神と本質的には同一の神様です。また、奈具神社は、畑の山際の森に隠れひっそりとたたずみ、参拝者もなく眞井神社や籠神社のように常時管理されている様子がありません。しかし、2重鳥居の間の灯篭の電球が一つ点灯していたのでとても違和感がありました。
誰かが居るのか?


奥に進むと古い神楽殿がありました。お参りを済ませて境内の参道に戻ると、かぐわしい何とも言えない清潔な香りがどこからともなく漂っています。その根源を探しましたが、花が咲いている様子はありません。ふと雨雲が切れて青空が出てきました。
入口の灯篭の電気は消えていました。誰が点けて誰が消しているのか…。


私達は翌日も奈具神社を訪れました。晴れ渡った奈具神社は昨日の妖艶な空気というよりさわやかな日差しを浴びて神聖な趣です。大きな木からの畑の眺めは美しく、その傍らに小さな磐座が祀られています。


帰ろうとしたら、脱皮直後のシマヘビが参道に現れました。ゆっくりと留まり声をかけると私達を見上げて再び動き参道を横切っていきました。


奈具神社では何かとても清純な何者かに見守られているような優しい気持ちになりました。後に近所の方から聞くと灯篭に電球が灯ることは普段無いそうです。

私達はまた間違いなく必ずここに来るでしょう。豊受大神の化身の美しい蛇に約束しました。
