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立命館講堂で道成寺の世界を味わう

97日、映画「国宝」の振付師であり、日本舞踏家でもある谷口裕和氏が歌舞伎舞踊の魅力を語る特別イベントが開催されました。

その会場は二条駅から歩いて数分の我々のアトリエからも近い立命館の講堂です。

最初に谷口氏が「京の四季」を踊り、観客を惹き込みます。舞台背景は何もなく,たった一人の舞踊のシンプルな動きに四季を感じます。日本舞踊の技は実に巧みです。

トークセッションで、映画「国宝」の印象に残る踊りのシーンのエピソードを交え、踊りの世界の奥深さを語っていただきました。もう一度映画を見てみたくなります。

踊りの演目の一つである道成寺については、その歴史から谷口氏は丁寧に説明しました。この物語は「安珍・清姫伝説」とも言う、平安時代の発祥の説話です。熊野詣でに出た僧が泊まった宿の女との出会いから始まり、女の成就しない恋の悲劇で、女が蛇になり、恋焦がれた僧侶を道成寺の鐘ごとと焼き殺す物語。

歌舞伎演目では1時間半ほどかけて演じる内容を谷口氏は15分に圧縮して紋付袴の素踊りで演じました。その踊りは、たった15分でも十分ドラマティックな物語となり、日本文化の独特な精神性に改めて惹きこまれました。

この機会を作って頂いた小丸屋の住井さんにこころより感謝申し上げます。

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