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2月4日: チベットのお坊さんと日本仏教の課題を語る

今日は、時代劇等に使う小道具を貸し出す高津商会のRicaさんが、チベット仏教の高僧テンジン・ケンツエさん、日本名板野氏をアトリエにお連れ頂きました。

一通り作品をご紹介した後、私達は京都の寺院の現状と問題について共有しました。

京都の文化はお寺によって保たれている。しかし多くのお寺が昨今後継者に不足し、若者の信仰心の薄れもあって、継続維持が難しく廃寺になるなど、厳しい現実を迎えている。

国や行政はせめて建造物のメンテナンス補助などを積極的に行わないと京都の文化は途絶えてしまう。

又、日本の仏教は宗派にとらわれ、同じ宗派の人でないと後継を譲らない。仏教の起源はインドの仏陀であるにもかかわらず、日本人の仏教従事者でインドに渡り研修する人は極めて少ない。宗派を超え、本来の仏教を知る機会をつくろうとしていない。

ボーダーをつくらず、仏教の哲学を学べ、リトリート(日常から離れ心身をいやし、自分と向き合う時間を過ごす)出来る場所が寺でなければならない。そうした寺をつくりたいと板野氏は強く語りました。

宗派、行政、信仰心等問題は広い。単独行動では解決できないが、私達は相互協力し合いながら、日本をより良い方向へ導く仕事をしていこう!と私達は、3時間近く課題を共有し話し合いました。

 

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