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7月9日~16日まで京都文化博物館で孤高の「切り絵のミュシャ」の巡回展が開催されており、13日に見に行きました。
倪 瑞良氏の切り絵は存じ上げていたものの、実際に拝見するのは初めてでした。
黒と白のモノクロームでミュシャの絵画描写の本質を切り絵で表現するとてつもない技術です。ミュシャの原画の美しいうねりやリズムまでもが紙で切り取られて観るものを圧倒します。
切り絵で風や空気感まで表現できることが作品を見て初めてわかり驚きます。それは神業とも言えます。
その切り絵作品を同時に西陣織で織った作品も同時展示される京都らしいユニークな展示会となっています。極細糸を用いた西陣織の驚く程精巧に作られたその技も神業です。
その日の夜は祇園祭が既に始まっており、町中のどこからか聞こえる祭囃子のコンチキチン♪につつまれていました。