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国芳の奇想世界へ

京セラ美術館にて歌川国芳展が開催されている。8月30日、塩澤の息抜きかねて制作の合間に見に行った。

岩佐又兵衛、曽我蕭白、歌川国芳などは、何度も読み返した美術評論家、辻惟雄氏による「奇想の系譜」を思い出す。1970年頃の書籍で、それまでは注目されていなかった近代絵画史で異端視されていた画家たちを奇想=エキセントリックで幻想的と再評価した。

日本全国画一化した近代の我々の教育の中でエキセントリックであることは、一般社会では決して好まれなかった記憶がある。

改めて、画面いっぱいに動きと凄まじさをデザイン的に詰め込んでいる奇想のアイデアには感服する。

江戸時代の人々がこれらエキセントリックな表現を称賛し驚き共感し興奮して笑っていたかと思うと日本人は相当感性豊かだったし、日本は凄く面白い国だと感じる。

220点という規模の展示を一度で見ることが出来るのは素晴らしい体験となりました。しかも展示室の装飾もなかなか凝っていて最後のセクションは国芳作品を映像化して動かして見せたのは魅力的でした。

国芳の武者絵にはロック魂が宿っているしミニマリズムと正反対の世界。今、こんなに人気となって、日本人は少し江戸時代の感性の豊かさが甦ってきたのだろうか?

改めて新鮮なエネルギー補給となりました。

 

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