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1300年の歴史、鋸山の日本寺訪問

912日、早朝より伊豆半島を出発し千葉房総半島の鋸山にある日本寺を訪ねました。

このお寺は、1300年前、行基により開山されました。インドで生まれた仏教思想は中国の唐で継承され、行基は日本でそれを広めました。お寺にはマハ―ボデイ寺院からの苗で育った菩提樹が大きく育っています。

幾度も戦火にあっては、復興再建を繰り返したこのお寺は、近年立て替えられて殆どがあたらしい。綺麗で明るい書院に通されると、そこに寒山拾得の年季の入った古い掛け軸が印象に残ります。

平安時代に仏教は最澄・空海の活躍を経て定着しますが、平安末期には、荘園領主の台頭を経て戦乱の世を迎え変化します。このお寺は、源頼朝に再建され、再び南北朝の戦火に遭い足利尊氏により復興されては、また戦国時代に突入していく。ようやく江戸時代中期に大仏が岩に彫られ、1500羅漢群なども作られ、仏教ディズニーランドのような巡礼の地となります。現在は鋸山をハイキングしながら巡礼出来ます。

本堂はコロナ期に建て替えられたばかりで新しく、天井画も数年前に描かれている。

庭に出ると日本寺の敷地の裏山が威厳を放ち、この聖地が山の霊性により守られていると実感する。仏舎利塔も新しく美しい。

源頼朝が植樹したソテツが現存し、龍の首のようにうねっている。

住職の案内により周辺を散策し、ご本尊の薬師瑠璃光如来のご本尊の大仏が見えて来た。病苦から人々を救う医薬の仏様です。急に青空が曇り龍神様が雨を降らし始め、どんどん激しくなりましたが、蒸し暑い中でとても気持ちの良い雨となりました。

私達は再び書院に戻り雨が上がるまでの1時間程を雑談しながら過ごしました。

1300年の歴史を旅して、それでも信心する日本人の信仰の強さを改めて感じた一日だとなりました。

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